売上を上げる方法はたったの“5つ”しかありません。
従って、5つのどれかを改善すれば売上は向上するのです。
そして5つに関係しない仕事は売上に関係ない仕事なので“無駄な仕事”だということになります。
まずは5つ“しか”ない。ということを証明します。
売上を構成する要素を分解します。
売上 = (A)客数 × (B)購入金額
です。(A)の客数を分解します。
客数 = ( 既存客 + ①新規客 - ②流出客 )
次に(B)の購入金額を分解します。
購入金額 = ③単価 × ④商品数 × ⑤来店頻度
となります。上の3つの式を統合すると、
売上 = ( 既存客 + ①新規客 - ②流出客 ) × ③単価 × ④商品数 × ⑤来店頻度
となり、売上を上げる5つが導き出されます。
売上を上げる5つの方法とは、
① 新規客を増加させる → 新規客が集まる戦術を実行する
② 流出客を減少させる → お客様が失望しない戦術を実行する
③ 商品単価を上げる → 1円より4円
④ 商品数(遊技時間)を増加させる → お客様に楽しい時間を提供する戦術を実行する
⑤ 来店頻度を増加させる → お客様がリピートしたくなる戦術を実行する
この5つに関係しない策は“無駄”となります。今行っている業務やコストが5つの何に関係しているのか。
どの程度の効果を発揮しているのかを客観的に分析してみる必要があります。
この5つの何を優先的に行う必要があるのか。
を知るために参考になるのが、「どちらが簡単か?」という考え方になります。
例えば、①新規客の獲得 と ②流出客の減少 を比べると、②流出客の減少の方が圧倒的に簡単だと言われます。
コストで換算すると5~10倍の差があると言われています。
③商品単価を上げる。はお客様の懐事情に影響しやすいので自分ではコントロールがしにくい部分があります。
もちろん4円を好むお客様を中心に集客するということは可能です。
④の遊技時間を増加させる。ということも遊技機の面白さに一番影響を受けますので自分でコントロールする
ことは難しいです。しかしライバル店より楽しませる策はあると思います。
⑤の来店頻度はお客様には月の予算というのがあります。
浮気することなく自店に来て頂ける関係を構築すれば頻度は多くなります。
売上を上げる5つを「難易度」から優先順位を決めると
① 流出客を減少する
② 来店頻度を増加させる
③ 新規客を獲得する
④ 遊技時間を増加させる
⑤ 商品単価を上げる
となるのではないでしょうか。そして③新規客の獲得をしないとお客様は少なくなっていく一方です。
①②③はすぐにでも対策しなければなりません。また日々改善しなければならないことになります。
店長はこれだけを考えていてもいいくらいです。
この売上を上げる5つ全てを1.2倍にした場合、売上は何倍になると思いますか?
何と……売上は、1.2×1.2×1.2×1.2×1.2倍になります。約2.5倍です。
売上目標を決めたら、何をいつまでに何倍にするのかを具体的に決めて、達成度を評価して下さい。
計画→評価→改善が「成長」になるのです。